大分県杵築市観光協会公式ホームページ

町と歴史:観る・知る





坂道の多い杵築の町のなかでも、もっとも美しいと言われるのが北台へと上る「酢屋の坂」。その上り口に店を構えるのが、創業明治33年の「綾部味噌」だ。市指定有形文化財にもなっている堂々とした店舗は18世紀中頃(開国か攘夷かで江戸幕府が揺れていた頃)に建てられたもので、前身は豪商・志保屋が営む酢屋だった。酢屋の坂、対面する志保屋の坂の名の由来である。

江戸情緒の残る店の佇まい同様に、ここで作られる味噌も創業以来かわらず手作業による天然醸造。素材にもこだわり、県内産大豆、国産の米、九州産の大麦を使用し、地下の天然水で仕込んで昔ながらの味を守り続けている。合わせ・赤・白味噌(各400g 500円)などいずれも素材の風味が香り高く生きているのが特徴で、なかでも木樽で1年以上熟成させた赤味噌は大豆の香りがひと際濃厚で、味噌の美味しさを再認識させてくれる。


information
綾部味噌醸造元
〒873-0001
大分県杵築市谷町169
TEL:0978-62-2169
営業時間 8:00~19:00
定休日
駐車場
1/1~1/3
6台


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元禄時代、初代は、城下町に今でも残る飴屋の坂の下で飴屋を営んでいたことから飴屋清兵衛と名乗り、その生業がそのまま坂の名前として残った。米を商売としたのは明治中期。「歴史はまだまだ浅くて4代目」と話す主人の神田政俊さん。以前は23軒あったお米屋さんも神田米穀店とあと一軒を残すだけになったが、もうじき5代目となる息子家族で今でも守り継いでいる。

平成16年に改築した店の表には、看板ともなる“米”やの文字や大黒様の鏝絵が目を引き、立派な「うだつ」も。大分県を代表するブランドとなった山香米を始め、冷めても美味しい朝来産のミルキークィーンなど、久住、安心院、院内、大田といった県内有数の産地県内有数の産地から、“今最もおいしい”とされるお米が揃えられる店でもある。誠実で安全、質の高い米づくりを続ける生産者の元まで出向いて買い付ける姿は、生産者の厚い信頼を得ている。生産者の情報も豊富なことから、直接出向いてお米を選んでもらうこともお勧め。地方発送はもちろん、持ち帰り用の2㎏包装もある。


information
神田米穀店
〒873-0001
大分県杵築市杵築谷町182
TEL:0978-62-2215


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笑いと涙、喝采があふれた芝居小屋。一世を風靡した大衆演劇の舞台があった「衆楽観」。海上貿易で栄えた城下町には、人気の一座が次々に舞台に立ち、多くの観客が熱い芝居に酔った。そんな芝居が隆盛を極めた明治時代に芝居や歌舞伎専用の小屋としてこの街に誕生したのが「衆楽観」だったが、時代の波に押され昭和28年にやむなく閉館となった。

それがまちの有志たちによって56年ぶりに再建され「きつき衆楽観」として甦った。小屋でなければ味わえない舞台の魅力、一度味わってしまうと忘れられない大衆演劇の魅力が今再び注目を集めている。

平成の世にも新しいスターが登場し、若い女性ファンも増えている。建物は大正時代の酒蔵を改修、柱や梁は当時の「衆楽観」のものをそのまま使い、舞台のほかにも、食事処、ギャラリー、売店、観光交流センターがある。建物の再建だけではなく、ここを大衆演劇の新たな拠点にという取り組みに、役者たちはもちろん、劇団も動いた。大衆演劇の中心をなす九州演劇協会も乗り出したのだ。

月替わりで入れ替わる劇団、その演目も毎日入れ替わる。お客さんの喝采が役者魂に火をつければ、舞台はますますヒートアップする。


information
きつき衆楽観
〒873-0001
大分県杵築市杵築398-1
TEL:0978-66-1112
営業時間


平日 9:00~18:00
土日 9:00~21:00
(毎日公演)昼間 13:30~
定休日

観劇料


毎月末日

1,700円
シルバー割引(70歳以上)1,500円

観劇+お食事(※写真一番下)で 3,000円(税込)のセットもございます!
ご利用の方は、きつき衆楽観へお問合せ下さい。






北台と南台に挟まれた、ちょうどその谷筋にあたる道筋には、江戸時代から続く商家が今も残っている。その一つが「お茶のとまや」。典型的な商家の店構えと年代のものの看板が、美しく整備された街並みにどっしりとした歴史的重みを加えている。

明治8年建築の店舗は、釘をほとんど使っていないという純木造づくりで、1980年代の道路拡幅の際にも引き家をしてそのままの形で残された。創業は江戸時代中期という老舗の店内には、江戸時代から伝わる大小の茶壺や、茶臼、天秤などが飾られ、歴史の深さを偲ばせる。

販売する茶葉は、店舗の奥に併設する工場で、契約茶園から仕入れ独自製法で仕上げたもの。香りの高さとお茶本来の甘みが喉に清々しい。店先の床几に腰かけて、とまや家伝の落雁や最中をお供に一服すれば、散策の疲れも吹き飛ぶというもの。  


information
お茶のとまや
〒873-0001
大分県杵築市杵築385
TEL:0978-62-2139
営業時間9:00~19:00
定休日
駐車場
1/1
商店街駐車場利用



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店の前を通りかかると甘い香りが漂ってくる。和菓子屋なのに、人気の洋菓子が評判の店でもある。オーブンで焼いた窯出しクッキーシューはその名の通り、シュー部分がサクッとクッキーの食感。これにお餅をパイ生地でくるんだもちパイなど人気の洋菓子は夕方近くなると“本日売り切れ”の札が並ぶほど。

こんもり、まんまるいかにもふわっとした様子についつい惹かれてしまうチーズスフレ(1ホール:1,400円)やきつき茶ロール(1本:1,050円)などはお使いものとしても人気で、こちらも売り切れに注意。

しかしなんといってもここは昭和28年創業の和菓子の老舗。古くからの馴染み客も多い。味噌の香り良く、なんともいえない塩梅の味噌饅頭90円は御当地、綾部味噌店の味噌を使ったもの。和菓子の餡は全て自家製、小豆の皮をはいだ皮はぎ餡は、上品な甘さと、なめらかで口当たりの良さが自慢。名物ゆき笹やカステラ、どら焼き、最中も人気。


information
松山堂
〒873-0001
大分県杵築市大字杵築173-1
TEL:0978-62-2223
営業時間 8:30~18:30
定休日 1/1


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日本に古くから根付いてきた木製品、今その素晴らしさが再び脚光を浴び始めている。伝統の技、高い技術で作られた“ほんもの”とそうでないもの、使い比べてみればその差は歴然だが、残念なことにその職人の数がめっぽう少ない。

萬力屋は、その数少ない職人の技術を135年、5代にわたって受け継いできた伝統の店。代々続いたモットーは「手を抜かない」。九州ではわずかに1,2軒となった曲げ物の技術を伝える貴重な店でもある。“製造販売“だからこそ、鍋や窯のサイズにあわせた豊富な品揃えの和せいろ、中華せいろがある。「せいろで蒸すのと電子レンジで蒸すのとでは明らかに旨味が違うんです」と話すのは5代目の岡本浩明さん。建物も江戸、安政年間のもので、その風格のある姿は城下町でも輝きを放っている。

店の一角には作業場があり、ここでせいろなどの木製品を作るほか、修理なども行う。手入れが良ければ50年、100年と持つ木製品だが、それも修理をこなせる職人があってこそ。先代の作った古い品が修理にと持ちこまれることも。店に入ればそんな作業風景も見られる。竹製品、い草草履、和小物など、萬力屋らしい品が店先を飾る。


information
萬力屋
〒873-0001
大分県杵築市大字杵築157-2
TEL:0978-62-3060
営業時間 8:00~20:00
定休日
駐車場
なし
有り

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